年始のキャンプで豆炭あんかでこたつ作戦を実行しましたが、明らかな失敗でした。手持ちの道具類を可能な限り活かしたまま、ちゃんとしたこたつを作りたい、ということで、秋のキャンプで試してみました。
まずは熱源
ネットでいろいろ探していると、楽天でこんな商品を発見しました(Yahoo! ショッピングでも同じ商品が出ています)。電気こたつの熱源部分を取り外した「やぐら(骨組み)」部分に取り付けるタイプの豆炭を燃料としたこたつです。逆にいうと、この商品を使ってこたつを作るには、やぐらと布団と天板が必要になる、ということです。
布団と天板は前回使用したシュラフとローリングテーブルの天板のまま、やぐらをどうにかすれば豆炭こたつとして完成させられそうです。
商品のセット内容で重要なのは「かご」と「中具」の二つ。付属のかごにはたくさん穴が開いていて、色々なタイプのやぐらにビス止めできるというのがセールスポイントのようです。
どこかからこたつのやぐらを入手してかごを取り付ければよいのですが、そのためだけにやぐらを入手するのも嫌なので、前回使ったキャンプテーブルにかごを取り付ける方法を考えることにしました。
キャンプテーブルにかごを取り付ける
キャンプテーブル自体にかごをビス止めできるような厚みのある場所はありません。ビス止めできるだけの厚みのある木の板をキャンプテーブルに接着してしまうことも考えましたが、設営時にかごをビス止めし、撤収時にかごのビス止めを外す、というのは面倒ですし、ビス止めを繰り返すことにより板が劣化するのも避けたいところです。
ということで、ビス止めで固定するのではなく、何らかの方法でテーブルの下にかごをぶら下げる方法を模索することにしました。
細いガイライン(張り綱)の両端にS字フックをつけ、一方のS字フックをかごにある穴に通し、もう一方のS字フックをテーブルのどこかに引っ掛ければ、ぶら下げること自体はできそうです。さらにガイラインに自在を通しておけば、張力も調整できるかもしれない。
そう考えてキャンプテーブルを見ると、天板を囲むようにアルミが張り巡らされており、ここに小さな穴をあければS字フックを引っ掛けられそうな気がしてきました。早速両端にS字フックがついたガイラインを4本作ります。
キャンプテーブルのアルミ部分に4か所穴をあけ、かごをぶら下げてみました。かごに中具を入れるとそれなりの重さになりますが、多少ぐらつくものの実用に耐えそうです。
ぶら下げたかごの上に、こたつセットについてきた遮熱板を乗せてキャンプテーブルへの熱伝導を抑制します。あとは、前回と同様、連結したシュラフをキャンプテーブルにかぶせ、その上に天板を乗せればこたつの完成です。天板がローリングテーブルの天板なので隙間が多く飲み物をこぼすとシュラフが残念な感じになるのでテーブルクロスも張りました。
前回同様シュラフに対してテーブルが小さいのでバランスが良くないのですが、これでキャンプテーブルの長辺に2名ずつ、短辺に1名ずつ、合計6名まで入れるこたつが完成しました。
実際に使ってみて
夜、こたつの中具に火をつけた豆炭を9個入れてしばらくたつと、こたつの中がじんわりと温かくなります。電気こたつと違ってズボンが熱くなるようなことがなく、いつまででも入っていたいこたつになりました。
遮熱板を置いたとはいえ、かごの真上のキャンプテーブルの天板はそれなりに熱くなりますが、テーブルが壊れてしまったりシュラフが痛んでしまうほどではないと思います。
キャンプテーブルに対して行った加工も小さな穴を4か所あけただけであり、こたつを使わないシーズンでも全く問題なく使用できます。設営・撤収にもさほど手間がかからず、安く加工できたので、今回のこたつ作戦は大成功だと思います。
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